歯の型どり①

大阪府藤井寺市にある兵野歯科診療所です。

 

今回は歯医者さんで銀歯などの型どりについて

お話していきます😊

型どりする材料のことを印象材(いんしょうざい)といいます。

銀歯や入れ歯をお作りになられた方なら1度は経験

されたことはあるかと思う「型どり」。

柔らかいものを歯に合ったトレーにのせて口の中に入れて

固まるまでじっと待つアレです。

この型どり、苦手な患者様も多いです。

このブログを読んでいる方も苦手だなと感じる方は

きっといらっしゃるかと思います。

医院によって様々ですが、ピンクや緑色や青っぽいのや

紫っぽいのまでカラフルな種類があります。

当院では黄色とピンク色を使っています。

何が違うかというと、”流動性”や”固まる早さ”です。

 

「今から型どりしますね~」と言われてから型どりするまで

少し間があると思うのですが、その間にスタッフが型どりの

材料を練っています。

粉と水を練り合わせているものが患者様の口の中へ

と入っていきます。

練るために使う物はこの3点。

さて今から型どりのアルジネートを練っていきます!

こんな感じで軽量スプーンで粉を量ります。

粉末状になっているのですが、ここでしっかりと軽量します。

粉と水はラバーボールといわれる容器に入れます。

このあと水を入れ混ぜ合わせて練りこむのですが、

粉の量が適量でないと綺麗な練り上がりにならなかったり、

柔らかすぎたりするので丁寧に軽量します。

粉1に対して水1になる1:1の比率です。

 

ぬるめの水で混ぜ合わせると固まるのが早くなってしまうので

冷水を使います。

冬場は水道水から出る水でも問題ないことが多いのですが、

夏場は水道水がぬるま湯のようになっていることもあるため

冷蔵庫であらかじめ冷やしておいた水道水を使います。

冷たい水を使って練りこんでいくので、口の中に入れたときに

冷たく感じるのはそのためです。

 

粉と液を混ぜ合わせるのに使うのが「アルジネートスパチュラ」

という名前のヘラになります。

この道具を使って練り合わせていきます。

粉を軽量してラバーボールに入れます。

水を入れて粉が飛び散らないように混ぜ混ぜ…

もっと練り合わせていきます。

練れたら気泡抜き!側面に押し当て圧接して気泡を抜きます。

気泡を抜いたら集めてスパチュラにとります。

ツヤツヤな感じ!👍

型どりするトレーに盛ります。

この練り合わせる方法は簡単そうに見えますが実は技術と

経験が必要です!

何度も何度も経験してやっとうまく練れるようになります😊

 

 

これでやっと型どりができる状態になります😀

 

 

 

兵野歯科診療所 歯科衛生士 兵埜佳苗

 

 

大阪府藤井寺市にある兵野歯科診療所では、一般歯科はもちろんの事、予防歯科(歯のクリーニング)、歯周病対策、審美歯科(ホワイトニングなど)、小児歯科まで承っております。歯ぎしり防止用のマウスピース作製や、金具のない入れ歯作製、セラミックやジルコニアなどを使った白い歯の自費治療も行っております。

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